『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第10話
庭で1人人形遊びにふける少女。ヴァイオレットを見つけ、良くないようなものが来たという印象を受けるのだが。
依頼人はその少女アンの病気がちな母親だった。ヴァイオレットを本当の人形だと思っているもののアンは少し警戒しているようだった。母親とヴァイオレットはサンルームにこもって代筆作業をしていて、アンは蚊帳の外。
次第に打ち解けたヴァイオレットとアン。アンは遊び相手にと何かとヴァイオレットへ近寄ってくる。その度に相手をするヴァイオレットだったが、アンの心の内は、病気の母との時間が残り少ないと自覚していて、手紙のせいでその時間を失うのが嫌だったのだ。
そんな気持ちを母へぶつけるアン。
アンを諭すヴァイオレット。「届かなくていい手紙なんてないのですよお嬢様。」
ヴァイオレットが帰る日。触れたヴァイオレットに体温を感じだアンは、初めてヴァイオレットが人間だと知るのだった。「あの人の書いた手紙読んでみたかったなぁ…」
アンと母だけの月日は流れ、アンの母は他界する…
そして、アンのもとへは…8歳…10歳…18歳…毎年誕生日に母から手紙が届くのだった…
20歳。母親となるアン…
50年分の代筆を終えたヴァイオレット…しかし、その手紙が届く頃にはアンは1人になっていると涙を流すヴァイオレットだった。
今回は号泣してしまいました。途中で手紙を出す相手には気付きましたが、アンが母との限られた時間を理解していたとは…母へその寂しさをぶつけるシーンで涙腺は崩壊しましたね。2人の声優さんの演技が素晴らしい。さらに、最後のヴァイオレットの涙。あのヴァイオレットが涙するとは…もう人としての感情は十分持ち合わせていると言って良いでしょう。