見て欲しいアニメ『エルフェンリート』

見て欲しいアニメ『エルフェンリート』

2004年に放送されたアニメですが、バイオレンス・グロテスクシーンがリアルに描かれており、見る人によっては敬遠してしまうかもしれない作品です。

2本の角を持ち、ベクターと呼ばれる見えない触手を操る特殊な人間ディクロニウス。その存在は人間を淘汰する力を持つとされ国家機密としてかくまわれていた。研究所に隔離されていたディクロニウスのルーシーは、所内の事故に便乗し、邪魔する者をことごとく殺害し脱走を試みる。海へ飛び込む過程で装甲弾で撃たれるも幸い軽傷で済む。一方、少年コウタはいとこのユカと由比ヶ浜を訪れ、砂浜に流れ着いたルーシーと出会う。装甲弾の影響で記憶を失くしており、「にゅう」としか喋らないためにゅうと名付けられる。本来の攻撃性も失われていた彼女を連れ帰り一緒に暮らすことになる。実は幼少期にコウタと出会っており、角のある自分を認めてくれたコウタに好意を持っていた。しかし、ユカとの関係を誤解した衝撃でベクターが発動し、コウタの父と妹を殺害してしまう。そのショックからコウタも事件の記憶を失ってしまった。角に衝撃を受けるとルーシーとにゅうが入れ替わり、ルーシー時のときにはDNAからの呼び掛けにより殺人鬼の本性があらわれる。彼女を追う研究所の刺客や、他のディクロニウスとの闘い、真実を知ることとなるコウタとの関係が描かれる。差別・孤独・純愛といったものが読み取れ、見終わったあとには何か考えさせられる作品である。

オープニング曲の「LILIUM」野間久美子。ラテン語で唄われるこの曲がとても印象的で今も聴いている。賛美歌を思わせる曲調に切なさを感じます。LILIUMはラテン語で白ユリの意味で、キリスト教下では純潔の象徴だそうです。調べてみると、歌詞は聖書等から抜粋されています。以下

Os iusti meditabitur sapientiam,
正しき者の唇は、叡智を陳べ

Et lingua eius loquetur indicium.
其の舌は 正義を物語る

Beatus vir qui suffert tentationem,
幸いなるかな 試練に耐え得る者よ

Quoniqm cum probatus fuerit accipiet coronam vitae.
之を善しとせらるる時は 命の冠を受くべければなり

Kyrie, ignis divine, eleison
主よ 聖なる炎よ、憐れみ給え

O quam sancta, quam serena,
おお、何と聖なる哉 何と静かなる哉

quam benigma , quam amoena
何と慈悲深き哉 何と情愛厚き哉

O castitatis lilium
おお、清廉なる白百合よ