『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第8話
冒頭、ディートフリートからヴァイオレットを引き取ったときのシーンから。
ギルベルトの未帰還を確かめるためディートフリートに詰め寄るヴァイオレット。「感情のないただの道具の貴様が悲しいはずないだろう。」
ギルベルトがヴァイオレットを引き取り、屋敷に住まわせることにしたのだが思うようにはいかない。
そしてまた戦場へと向かうのだった…
ディートフリートの言葉が信じられないヴァイオレットは、無心で歩きギルベルトの屋敷を訪れるが…
ギルベルトは訓練の合間に本を読ませたり、文字を書けるよう報告書を提出させたりと、コミュニケーションの向上をはかるのだった。
解放された街の感謝祭。ヴァイオレットに欲しいものはないかと尋ねるギルベルト。欲しい物などないヴァイオレットだが、ギルベルトの瞳色のブローチを見つける。
前線基地での作戦中。ホッジンズとギルベルトのやり取り。戦争が終わったら会社をやるというホッジンズは、ギルベルトを雇ってやると冗談ながらに話し、君の下で働くのは気が進まないというギルベルトに、じゃあヴァイオレットをとさらに冗談を続けるが…良いかもしれないな…
敵地本部への潜入作戦が始まり、ギルベルト率いる中隊はどうにか作戦を完遂するが…
今回は最初から最後まで哀しくせつないストーリーでした。ギルベルトの心情を視点に、引き取ったヴァイオレットを、人らしく育てたい気持ちがありながらも、戦場ではヴァイオレットに期待してしまう自分との葛藤が描かれた回です。ヴァイオレットの何も知らないという純真さが、よりギルベルトの心を苦しめるようで…最後の戦いが終わり、ほっとした表情を浮かべたギルベルト。これからはヴァイオレットのことだけ考えていけばいいと思ったのでしょうね…