『魔法使いの嫁』第23話
チセを探し求め彷徨うエリアス。そんなエリアスにティターニア、オベロンは、探して連れて来るから妖精の国で暮らすよう誘う。が、チセと一緒にいるには自分のやり方を見直さないといけないと断る。
それでも、ティターニアは自分の子等のためにと力を貸してくれるのだった…
一方、マリエルの行動を知ったピュリスは、自分を思ってのマリエルの行動を諭しつつ、自分がまねいたことへの責任を果たすよう忠告。
チセはヨセフの記憶を辿っていた。最初の彼は墓守りとして墓穴を掘っていたが、けがれた者として忌み嫌われる存在だった。
そんなとき、「助けて…」と言う声を耳にする。傷だらけの彼の名はカルタフィルス。自分を頼ってくれた彼を献身的に治療し、いずれ一緒にここを離れ幸せに暮らすことを考えていた。しかし、良くならないカルタフィルスに我慢できず、一緒になればいいんだと、融合することを思いつくのだった。
融合したものの、呪いにより不完全な身体で彷徨うヨセフは次々に…
夢から覚めたチセはヨセフと対峙する。危機に陥ったところにティターニアとエリアス達が現れる。レンフレッド、アリスが加勢するが…逃げるヨセフを追うチセ。チセを追うエリアスとルツ。
追いかける途中、マリエルに遭遇し助力を得るチセ。エリアスとルツに対しては、許して欲しいなら約束を守って欲しいと…再び対峙したヨセフとチセ。決着のときが迫っていた…
ただ静かに暮らしたいヨセフ。忌み嫌われ、それが許されない自分を頼ってくれたカルタフィルス。好転しない状況に絶望したヨセフが行き着いた先は…ヨセフの過去はとても哀しいものだった。それでも、妖精の国へと誘うティターニアを振り切り、彼を救いに向かうチセ。自分の過去と決別したチセには、迷いはないのでしょう。最後はハッピーエンドを望みます。