『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』第1話、第2話
さて、今期アニメは一通り1話が放送されました。1話を見た上で視聴継続となったアニメの中でのオススメはやはりポプテ…ではなく「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」ですねw
感情を持たない少女、彼女の名はヴァイオレット。彼女は戦うための道具として生きていた。上官ギルベルトのもとで共に戦い傷ついた彼女はベッドの上で目覚めるのだった…
大戦が終わり時代は変わろうとしていた…
元陸軍中佐ホッジンズ。彼はギルベルトに代わりヴァイオレットを迎えに来たのだった。ギルベルトに執着するヴァイオレットを何とかなだめ旅立ちの準備を始める。が、届いた荷の中にはギルベルトに貰ったブローチがなかった。探しに行くときかないヴァイオレットの代わりに、自分が探すと言い何とか連れ出すことに成功する。
向かった先は南部の港町ライデン。身元引き受け人のいるエヴァーガーデン家を訪れる。エヴァーガーデン家は息子を大戦で亡くしており、ヴァイオレットを家族として迎えたが、あらゆる感情表現に乏しいヴァイオレットと共に暮らすのは困難だった。
仕方なくホッジンズの設立した郵便事業の会社へと連れて行くことになる。部下のポストマン、ベネディクトに教わり仕分けをこなす。仕事を作戦と認識する彼女にとっては休まず任務をこなすだけだった。
明日の配達の仕事も夜間に行う始末で、ホッジンズを悩ませる。これから沢山のことを学ぶだろうが学ばない方が楽かもしれないし、自分がしてきたことで火傷している。いつかそれに気付くだろうと語る。
1人の客が代筆を依頼にくる。
「僕に初めて優しくしてくれたのは君だった。君が世界の全てだった。君のためなら僕は何でもできた。君の気持ちが知りたい。君の心をわかりたい。今は離れているけれど、君のことを 愛してる…」
自動式人形のカトレアによる代筆だった。
それを聞きどうして愛してるがわかるのかと尋ねるヴァイオレット。
ヴァイオレットは自動式人形の仕事がしたいとホッジンズに申し出る。初めて自分の意思を主張した彼女に許可をだす。
生きるんだヴァイオレット…君は生きて自由になりなさい…心から…愛してる…
ここまでが1話です。そして2話へ。
ギルベルトが彼女に出会ったのは4年前。昇格祝いに、兄が拾ったという彼女を道具として貰ったのだ。
カトレアに他のドール(自動式人形)、アイリス、エリカの紹介を受ける。早速タイプライターの練習を始め、文字は打てるようだが…
ベネディクトは嫌われているのかなw
アイリスはヴァイオレットには向かない仕事だと言うが、エリカには思うところがあるようだ。
やがて、他のドールの傍らで仕事を学ぶのだが苦情が数件…さらに、交際を申し込まれた相手への返信を、カトレア不在のためヴァイオレットが書くことに…
当然怒りに満ちた表情で怒鳴り込んでくる。言葉の裏表を理解できないヴァイオレットにはどうにもできない。
帰ったヴァイオレットをエリカが出迎える。自動式人形の仕事が自分には不適格かと尋ねるヴァイオレット。エリカもまた自分には向いていないのではと感じていたのだ。たとえ向いていなくても、愛してるが知りたいから続けたいとうったえるヴァイオレット。
ヴァイオレットの言葉に忘れかけていた夢と埋もれてしまっていた気持ちが蘇るのだった…
ホッジンズは衣装を見立て、闇市へ流れていたブローチを買い戻しヴァイオレットへ返す。
カトレアはヴァイオレットが言う少佐とは誰かとホッジンズへ尋ねるのだが…あいつはもう…
予告の段階である程度の予想はしてましたが、これは切ないストーリーですね。感情のない人形のようなヴァイオレットに、はたして感情が芽生えるのか?愛してるどころか、他の感情にも乏しく生活するだけでやっとという感じです。自動式人形の仕事をしているだけではムリっぽいと感じてしまうのですが…逆にどうやって彼女の感情を引き出していくのか楽しみではあります。
この作品は背景にも凄く力を入れていますね。最初の手紙が舞うシーンは、美しい街並みはもちろんのこと作画にもこだわりが感じられます。映画フォレストガンプの羽根が舞うシーンとリンクします。
今期開始のアニメは「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」を追っていきたいと思います。