『殺戮の天使』第8話
キャシーの階。神父グレイの試練を、キャシーが扱っていた機器を使い邪魔者を排除し成功させたレイチェル。そこに、死んだキャシーの亡霊?が現れる。「痛み苦しみに嘆くモノに対して邪魔の一言で簡単に切り捨てる。顔色一つ変えないまま。」「本当にあなたって罪深い女なのよ。」
グレイのもとへ戻ると、どのようにしてスイッチを押したか、邪魔をしてきた者はいなかったかと問われる。邪魔だったから撃ったと答えるレイチェル…
エディの階。ここの試練もスイッチを押してくること。なぜこんなことをするのかと問うレイチェルに「キミが何者であるか知るためだ。」管理室へ進む途中、足下から無数の手が現れレイチェルを阻む。オモチャかなと言い踏みつぶしていくレイチェル。スイッチを押すとこんどはエディの亡霊?が現れる。「酷いよ。ねえ悲しい叫び声を聞いてもレイチェルは何も感じないの?優しくしてあげようと思わないの?何がその人の幸せかを考えたりしないの?レイチェルは自分のことしか考えないんだね。それ以外の幸せなんて見てもいないんだ。だからみんなも、ザックも苦しんで終わっちゃうんだ。」といって消えた…神父グレイに再び問われる。「どのようにしてこのフロアのスイッチを押した?邪魔をしてきたモノはなかったか?」「動くぬいぐるみがいた。でも踏みつぶした。」「それらは泣き叫んではいなかったかね?」「いいえ。だってあれはぬいぐるみ。」
ダニーの階。薬を探すレイチェルだったが薬は見つからなかった。グレイのもとへ行くと、その原因はキミではないかと言われる。「この全ての不幸な出来事を己がつくりだしたというように考えたりしないのか?」「わたしはそんなことは知らない。」仕方なくザックの階へと進むレイチェルだった…
ザックの回想。仮の両親を殺したあと、道を歩いていたザックは1台の車に水をかけられた。乗っていた女性が降りてきてザックの出で立ちに驚くのだが…
車で寝ていたザックに、通りかかったじいさんが声をかける。殺そうとしたザックだが、目が見えないと知りやめる。パンを与えてくれたりと面倒見が良いじいさんだった。ザックは人を殺さないとざわっとした気持ちが収まらない症状に陥っていたが、じいさんを殺しても収まらないことは解っていた。そして、深夜街へと出て行き酔っぱらいを殺害。それでも、ざわっとした気持ちは収まらなかった。
パンを買いに出かけたじいさんが戻らないため、外へ探しに出かけたザック。じいさんは何者かに殺されていた。犯人の男女2人を見つけたザック。「楽しそうな顔だな。こういう楽しそうな連中がいるから化け物が…」
ザックのもとにある人物。「あぁ生きてるんだね。こんなに弱って。とどめをさしてあげようか…ザック。」
神父はレイチェルの罪を探っているのでしょうか。最後にその審判を下そうとしているように見えます。はたしてレイチェルの罪とは?キャシー、エディの亡霊が言うように、苦しみの声を聞いても無関心でいることなのか。言葉巧みにザックの階へと誘導したように見えた神父の狙いとは?そして、ザックのもとへ現れた死んだはずのダニーの目的とは?