『殺戮の天使』第9話
ザックの前に現れたダニー。彼は白衣の下の防護服で助かっていたのだった。レイチェルの瞳を狙う彼は居場所を聞くが、ザックは話すつもりはない。レイチェルがザックに殺されたがってることを聞いたダニーは、レイチェルの瞳と薬を交換することを提案してくる。もちろんダニーにやるものは何一つないと断ると、ダニーは去っていくのだった…
一方レイチェルはザックの部屋へと行き、包帯と言われていたナイフを手にする。
再びB2階へと戻ったレイチェルと神父だが、もとの場所にザックがいない。神父グレイはこの不幸の連鎖はレイチェルのせいだと言う。ダニーがおかしな行動をするようになったのもレイチェルが原因であり、ここの歯車を狂わせたお前に裁きを下さなければならないと。行動が身勝手で容赦がなく、自己愛のための行動であると言いきる。判決を下す前に準備をすると言い聖書を開くと、周りは例の甘い匂いに包まれた。気付くと目の前には大きな蛇がおり襲いかかってきた。逃げ惑うレイチェルの前にザックが見えた。
早く逃げなきゃと言うレイチェルだったが、いつの間にかもとの状態に戻っていた。持ってきたナイフをザックに渡し、包帯を巻こうとしたが俺の体に触るなと拒否される。俺は化け物だから簡単にはくたばらないと…ダニーの血の跡を辿り先へ進むと、再び蛇が襲ってくる。
蛇を撃退したザックだが、無理をしたため再び動けなくなってしまう。神父のもとから戻ったレイチェルの様子がおかしいと感じたザック。神様という言葉に異様に反応するレイチェルに「化け物相手にんなもんまともに信じてんのか?」「神なんかこの世にいねぇんだよ。」「神様がいないとわたしどうしたらいいのか…でもザックが神様に誓ってくれたからだけじゃない。もし他の誰かに誓われたとしてもそれはダメなの。」1人で先へ行くというレイチェルに、俺は寝るからとナイフを預けるザックだった…
神父グレイが言うように、レイチェルが来てからこの場所の歯車が狂っていったということなのでしょうか。ダニーやエディの執着心、そしてザックだってレイチェルの願いに振り回されている現状。いったいレイチェルがここに来た理由とは?そして神父グレイによる裁きの結末は。