『魔法使いの嫁』第8話
チセは気を失う中、黒妖犬ユリシィの過去を見ていた。イザベルを失うも墓の前で待ち続けるユリシィ…
チセは目覚めユリシィに無事を伝えると、怒り狂い交戦中のエリアスに気づく。いかれた魔術師がつくった魔物と戦うエリアスは確かに人ではなかった。
魔術師の名はカルタフィルス。その名で呼ぶなと憤慨し、襲いかかろうとするその瞬間チセが割って入る。隙を見てレンフレッドが銃弾を撃ち込む…エリアスはこの姿は怖いだろうから元の姿に戻ると言い、チセは巨大化したままだとドアをくぐれないからと気遣う。
レンフレッドは勝手な行動をしたアリスを叱るw
が、カルタフィルスは死んではいなかった。新たな実験体を呼び入れるのだが、なんとイザベルの頭部を使っていた。怒りに震えるチセは魔法でカルタフィルスに立ち向かうのだが、世界のルールを捻じ曲げてはいけないとエリアスが止める。
突然青い光に包まれ転移させられる。その正体はウィル・オ・ウィスプ。墓に存在する妖精で魂を導くもの。彼はユリシィの役割を説き、ユリシィはチセとの結び(使い魔契約)を願う。
しつこく追いかけてきたカルタフィルス一行。
結びにより新しい名前ルツを貰い、その瞬間からチセの使い魔となった。
前へ進むため、ルツはイザベルの顔をした化物へ飛びかかる。微かにイザベルの心をのぞかせる化物に、チセの命尽きるまで待っていてくれと別れを告げるのだった。
黒妖犬が手に入らないと知ったカルタフィルスは、あっさりとその場から消える…
「一緒に帰ろうルツ。」「あぁ。お前の帰るところがこれからはオレの帰るところだ。」
さて、エリアスの大暴れで始まり使い魔誕生で終わった今回。エリアスの化物化も見所ではありましたが、ユリシィとイザベルの別れ、そして過去を受け入れ新たな生き方を得たルツに焦点をあてた回と言って良いでしょう。イザベルを待ち続けるユリシィはせつなかったですね…まさに忠犬ハチ公。チセの使い魔になったことで、チセが死んでしまえば使い魔の命も尽きるわけで、それは1人取り残されることがないということであり、命がけでチセを守るということも意味しているのでしょう。ルツの活躍に期待です。しかしあのクズ魔術師はまだ存命…最後にヨセフと名乗ってましたがまた現れるんでしょうねぇ…